私は現在3歳と1歳の男の子を育てているワーママです。
結婚当初から長男出産までは「子どもはふたり欲しい!」と夫婦で考えていましたが、長男の出産・育児に苦労し過ぎて産後2、3ヶ月で「ふたりも育てるなんてムリ…」と思うようになりました。
しかし長男が1歳を過ぎると育児の負担がだんだんと減ってきて、1歳半になる頃には「もうひとり欲しいな」と思うように。
また長男が1歳半になる頃には仕事に復帰していましたが、3〜4年後にまたふたり目の産休・育休になるよりはこの数年間だけ育児に時間をかけ、その後仕事に専念できるようにした方がいいのかなと考えていました。
子どもは授かりものなので計画的に物事が進むわけではありませんが、幸い早い時期にふたり目を妊娠することができ、多少トラブルはあったものの無事出産に至りました。
そして現在は下の子が1歳を迎えふたり目育児を一年経験しました。
実際に経験してみると“思っていたより大変じゃなかった!”という点や“こんなことに気をつけなければいけなかったのか…”という点が。
今回はそんな体験談を紹介したいと思います。
なお、全体的には「子どもがふたりいて良かった」という内容ですが、これも我が家は夫が十分に子育てに関われていたからだと感じています。
もくじ
目次
ふたり目育児の良かった点
ふたり目育児の良かった点
ふたり目はただただかわいい!
本当にふたり目はただただかわいかったのが良かったし、とても幸せに感じました。
もちろんひとり目もかわいいのですが、ひとり目は何事もはじめての経験になるのでどうしても若干の緊張感がいつもありました。
一方でふたり目はすでにひとり目で経験してきたことがほとんどなので「そうそう、こんな感じだったよねー」と何事も気楽に捉えられ、育児にいっぱいいっぱいにならずに「なんてかわいいんだ!!!」と思いながら過ごすことができました。
手の抜き方がわかっているから意外と大変じゃない
ふたり目を考える前は漠然と「子どもがふたりになったら育児の負担は単純に倍かそれ以上」と思っていました。
が、実際に経験してみると手を抜いてもいいポイントがわかっているので体感としては1.5〜1.7倍くらいの負担増だったかと思います。
ちなみに我が家で手を抜いたのは次のようなことです。
赤ちゃんが泣いても授乳直後やオムツ替えの直後ならちょっと後回しにした
離乳食は市販品を活用
常に遊び相手にならない
ひとり目の時は泣くと「泣き止ませなきゃ!」と頑張ってあやしていましたが、ふたり目の時は「赤ちゃんって泣くときは泣くよね。」という感じで授乳やオムツ替えなどがすぐに必要な状況でなければちょっと対応を後回しにしていました。
離乳食についてもなぜかひとり目は手作りして作り置きをしていましたが、ふたり目になると市販品をフル活用して労力のかかる離乳食期をいかにラクをして乗り切るかを考えていました。
またひとり目の時はお家にいると「絵本を読んであげようかな」とか「一緒に積木で遊ぼうかな」と思って積極的に遊び相手になっていましたが、ふたり目の時は「退屈になったら私のところに来るよね」と思ってひとりで遊んでいる時はそっとしていました。
子どもたちのかわいさ3倍増し
我が家は「兄弟といえどもそれぞれ別の人間だから仲良くなくてもいい」というスタンスですが、とはいえふたりが仲良くワチャワチャじゃれあっているのを見るととても嬉しくなります。
そして、そのワチャワチャ感がすっごくかわいいんです。
長男がひとりだけだった時も「大切な我が家の子ども」でとってもかわいかったのですが、「大切な我が家の子ども」がふたりになってそのふたりが楽しそうにしているのを見るとかわいさが3倍(かそれ以上)になりました…!
2歳差で良かった点
続いて2歳差だったからこそ良かった点です。
多くの洋服はお下がりで済ませられる
これは経済的な負担が減って良かったです。
2年くらいの保管期間だと、長男が着ていた服がそれほど傷まず置いておけるので次男に着せても見栄えが悪くありませんでした。
しかも我が家の場合、長男と次男は同じ冬生まれなので成長著しい赤ちゃん期の服をほとんどお下がりで済ませられたのでさらに経済的でした。
興味の対象が同じor似ている
次男は生後10ヶ月頃からアンパンマンに夢中。
3歳の長男は恐竜や昆虫にも興味を持ちはじめましたが、アンパンマンもまだ好き。
そのため、例えばアンパンマンミュージアムに行くと長男も次男も喜んでくれます。
もっと兄弟の年齢が離れていると上の子がもうアンパンマンを卒業してしまっていて、「アンパンマンミュージアムに行くか迷う」とか「行っても上の子があまり楽しめない」ということになってしまうかもしれませんが、その心配があまりない点は良かったなと感じます。
生活リズムが似ている
赤ちゃんの時は言わずもがな、午前も午後もお昼寝をする子がほとんどだと思います。
でもお昼寝が不要な上の子がいると、大人がふたりいて過ごす部屋も分けられないとなかなか下の子の睡眠時間を確保できなくなってしまいます。
その点まだ上の子が3歳前後だと午睡があるので、下の子の午前のお昼寝が短くなってしまっても午後に上の子と一緒にお昼寝をして睡眠時間を確保することができます。
ふたり目育児のしんどかった点
ふたり目育児のしんどかった点
ひとり目の時より自分の体力が落ちていた
私はひとり目を20代後半に、ふたり目を30代で産んだのですがたった2年の違いなのに体力が落ちていました。
そのため、特に低月齢の時の育児がしんどかったです。
新生児の時は夜間も3時間おきの授乳がありますが、これがなかなか起きられませんでした。
生後2、3ヶ月になっても夜間何度か子どもが起きていたので、日中が恐ろしく眠くて体もあまり動かず…
ひとり目の時との体力の違いをヒシヒシと感じました。
ふたり目が小さい時は上の子になかなか気を配れない
我が家の長男はパパもママも同じように好き!という感じなので激しい赤ちゃん返りは幸いありませんでした。
が、突然現れた赤ちゃんがパパママの視線と意識を奪って自分への関心が薄れていると感じているようでした。
そして長男は「自分にも関心を向けて!」と思っているようだったし、親としても気にかけていましたが下の子が小さ過ぎると思うように意識を向けてあげられていなかったと思います。
我が家はふたり目が生後4ヶ月になる頃までパパが育休を取れたので、長男のモヤッとした思いもそこまで大きくならずに済んだかと思います。
が、出産直後で低月齢の赤ちゃんを育てている状況で上の子の心のケアまでママひとりでみるのはしんどいと思います。
自分の時間が減る
子どもがひとりだけの時は、例えば「パパが子どもを見てママは自分の時間を楽しむ」といったことがやりやすかったのです。
しかし、子どもがふたりになるとパパまたはママだけがふたりをみるのは負担が大きくてなかなか自分の時間を作ることが難しくなったように感じます。
2歳差でしんどかった点
上の子もまだ小さいのに思わず当たってしまう
特に私ひとりでふたりの子どもをみている時にやってしまいました。
上の子はまだ2歳なのに、まだ生まれて半年ほどの下の子と比べてしまうと大きく感じてしまいました。
そして疲れていたり一時的にいっぱいいっぱいになってしまうと、上の子が例えば上手く靴下を履けなかった時に「どうしてできないの?」と言ったり些細なことで叱ってしまったりしました。
完全に八つ当たりです。
わかっていながら寝不足だったりいっぱいいっぱいになってしまうと、どうしても上の子をネチネチと叱ってしまうことが何度かありました。
これがしんどいと感じた点です。
反省点
上の子に怒りがちになるべきではなかった
「2歳差でしんどかった点」と重複する部分がありますが、上の子に怒りがちになるべきでなかったと反省しています。
怒ったり些細なことで叱ってしまったりする度に「怒るのはよくないよね」とか「本当に叱る必要があったかな」と思っていました。
今になって思うことは、怒ったり叱るのは私が決めた枠をはみ出したことを上の子がしてしまったからであって、私がもっと枠を広げてあげれば怒ったり叱る必要ななかったんじゃないかということ。
この点はいまでも意識していて、子どもたちを怒ったり叱りそうになった時に「本当にその必要があるか」というのを(できるだけ…笑)考えてから対応を決めています。
上の子もまだ甘えたい時期だと早く気づくべきだった
上の子の性格によりますが我が家は下の子に手がかかっている時、上の子は甘えるのを若干我慢していたように思います。
それをいいことに「上の子が大人しくしてくれているからこのままでいいかな」と思って、上の子のフォローが十分でなかった時があったように感じています。
もちろんパパママも休息が必要なので完璧にフォローしようとするあまりパパママが疲れ切ってしまってはよくありません。
そのためいまは、例えば我慢してくれた上の子に頃合いをみて10秒だけでもハグをして、「ありがとう」や「大切な存在だよ」という気持ちを表現しています。
おわりに
ふたり目育児はひとり目とは違った苦労がありました。
が、ふたり子どもがいて幸せや喜びも増えました。
そして本当に子どもたちのおかげで日々いろんな経験をさせてもらったり、知らなかった世界を見させてもらったりしています。
ただ最初にも書いたように、我が家なりの環境が整った上でのふたり目でした。
そのため時には八つ当たりもありましたが(長男、本当にごめんなさい)、日々子どもたちがかわいいなと思いながら子育てができているのだと思います。
この記事が「ふたり目育児ってどんな感じかな」とか、「2歳差だとどんな感じかな」と思っている方の参考になれば嬉しいです。