私は30代で3歳と1歳の子持ちワーママ。
現在は育休を取っていますが、このたび復職後も続けやすそうなインビザラインで歯列矯正を始めることにしました。
実際に歯科医院探しや歯列矯正相談をするまで知らなかったことがたくさんあったので今回は歯列矯正ができる歯科医院の選び方をはじめ、インビザラインを選んだ背景、インビザラインのメリット・デメリットなどを紹介したいと思います。
「歯列矯正をはじめるに至った経緯」と「歯科医院の選び方」は、インビザラインかどうかにかかわらず一般的なことを紹介しています。
もくじ
目次
歯列矯正をはじめた理由
歯列矯正をはじめた理由は主にふたつあります。
ズバリ歯並びの悪さが気になりはじめたこと
大人になってから虫歯になる頻度が高くなってきたこと
“アラサーになるまで歯並びが気にならなかったの?”と思われるかもしれませんが、中学生の時に母に矯正をしよう!と歯医者に連れて行かれそこで歯医者さんに「そんなに歯並び悪くないですよ。」と言われたので気にしていませんでした。笑
でも“歯並びがいいとは言えない歯だなあ”と社会人になってからだんだんと思うようになり、これからも人と接しながら仕事をするので思い切って歯列矯正をすることに。
ちなみに歯は何歳になっても動くようなので、もしかしたら中学生の時から比べると現在はもっと歯並びが悪くなってきて気になりだしたのかもしれません。
もうひとつの「虫歯になる頻度が高くなってきた」という点は、社会人になってから感じるようになってきました。
しかも、だいたい歯と歯の間隔が狭いところに虫歯ができるんです。
かかりつけ医で歯ブラシで磨ける部分はきれいに汚れを落とせていると言われているので、歯並びの悪さが原因で虫歯ができてしまったようです。
平均寿命まで生きるとしたら残りの人生は約60年。
歯の健康は体全体の健康に影響するので、歯並びを良くして虫歯などの口腔トラブルを減らし健康寿命を伸ばせるようにと思い切って歯列矯正をはじめることにしました。
歯科医院の選び方
次に、歯科医院の選び方について紹介します。
私が重視したのは、優先度が高い順に次のとおり。
日本矯正歯科学会の認定医がいる歯科医院
説明が丁寧で全体的な流れがわかる(信用できる)
通いやすいかどうか
それぞれについて詳しく紹介していきます。
日本矯正歯科の認定医がいる歯科医
これは基本のようです。
私は、“歯列矯正をしてみようかな”と思い調べていく中で「認定医」がいる歯科医院を選ぶのが基本と知りました。
そもそも日本矯正歯科学会の「認定医」というのは、学会が指定した研修機関でトレーニングを受け審査に合格した歯科医に与えられる資格だそう。
治療に数年かかり一人ひとり違う歯並びをきれいにする歯列矯正は、適切な治療方針を立てるための知識と経験や治療テクニックが必要になります。
そのため「認定医」であることは、矯正を専門的に学びどれだけ経験と技術があるかを示す指標だといえます。
説明が丁寧で全体的な流れがわかる
これは、“信頼できる歯科医院かどうか”という見方もできます。
高い費用をかけて歯を動かすので、信頼できる歯科医院で歯列矯正をしたいですよね。
私はまず歯科医院のホームページを見て、歯列矯正の流れを確認して実際に「矯正相談」をしに行き、信頼できる歯科医院かどうかを自分で確かめました。
矯正相談をするだけで現在の歯の状態からワイヤーやインビザラインなどその人にあった矯正方法や、抜歯が必要か必要でないかなどをざっくり判断してくれます。
また矯正全体の流れとおおよそかかる期間、費用も教えてくれました。
私が矯正相談へ行った歯科医院はどちらも説明が丁寧で質問にも細かく回答してくれ信用できましたが、一方の歯科医院は矯正の認定医が月に1〜2回だけ歯科医院へ来てその日だけ診てくれるというスタイルでした。
そのため仕事に復帰してから歯列矯正が終わるまでの約2年間、毎月その日に都合をつけられるか不安だったため月に1〜2回しか診てもらうチャンスのない歯科医院は選びませんでした。
通いやすいかどうか
前の項目で少し書いていますが、通いやすさも重要な指標になるかと思います。
月に1〜2回だけ(しかも平日!)認定医が診てくれるという歯科医院だと、例えばワイヤーでの歯列矯正をしていて外れてしまったなどのトラブルが起きた時にすぐに対応してもらうことが難しくなってしまいます。
「ワイヤーが外れる」などのトラブルは頻繁に起こることではないと思いますが、月に数回しか診てもらえなかったり、歯科医院がかなり遠方だったりするとスムーズな治療に影響が出てしまいます。
そのため通いやすさも大切な指標と考え、歯科医院を選びました。
そもそもインビザラインとは
それではインビザラインについて紹介していきます。
「インビザライン」は、1998年にアメリカで開発された「アライナー」と呼ばれるマウスピース型の矯正装置を使用して行う矯正治療のことをいいます。
インビザラインの主なメリットは、
矯正装置が目立たない
食事や歯磨きの際に取り外すことができる
通院回数が少なくて済む
と言われています。
インビザラインを選んだ理由
私は現在通っている歯科医院で矯正相談をするまで、インビザラインという矯正方法を知りませんでした。
ワイヤーで歯列矯正をするつもりでいたので、歯科医院でインビザラインをおすすめされた時はどんな種類の矯正方法かもわからず「?」な状況でした。
が、話を聞くうちに次のようなメリットがあることがわかりインビザラインを選ぶことにしました。
先に紹介したメリットと一部重複していますが、
矯正歯科へ通う頻度が少ない
抜歯をしなくて済む
費用がワイヤー矯正と変わらない
ワイヤー矯正と比べ見た目がいい
それぞれ紹介していきます。
歯科医院へ通う頻度が少ない
ワイヤーで歯列矯正をする場合、月に一度歯科医院へ行き矯正の進捗具合の確認やワイヤーを締めてもらうなどの処置をしてもらうことになります。
が、インビザラインはマウスピースのような「アライナー」と呼ばれるものを約2週間おきに自分で取り替えていれば、歯科医院へは1.5〜3ヶ月に一回程度行けばいいとのこと。
小さな子どもがいたり仕事をしているとなかなか自分の時間をつくることができないので、歯科医院へいく頻度がワイヤー矯正と比べて半分になるだけでも負担が減りますよね。
この点がインビザラインを選んだ大きなポイントです。
抜歯をしなくて済む
こちらも個人的に重要なポイントになりました。
歯科医院選びで行ったもうひとつの医院ではワイヤーでの歯列矯正と言われ、同時に歯をきれいに並べるためにスペースを作る必要があり4本の抜歯が必要と言われました。
当時は“仕方ないかな”と思いましたが、健康な歯を4本も抜きたくないですよね。
インビザラインは奥歯の位置を現在の位置よりさらに奥へずらすことが得意な矯正方法だそうで、抜歯をせずにスペースを作れるとのことでした。
費用がワイヤー矯正と変わらない
気になる費用については私が選んだ歯科医院の場合、抜歯をした場合のワイヤー矯正と費用は変わりませんでした。
メリットが多いインビザラインの方が高くなると思いきや、抜歯ありのワイヤー矯正と費用が変わらないという点は意外でした。
ワイヤー矯正と比べ見た目がいい
インビザラインは透明のアライナーを歯に取り付けるだけなので、一見すると歯に何も取り付けていないように見えワイヤー矯正と比べて見た目がいいです。
私ははじめワイヤー矯正になるとばかり思っていたで、思いがけず見た目が変わらず歯列矯正ができることになったのでラッキーでした。
インビザラインのデメリット
「インビザラインを選んだ理由」にはメリットばかりが書かれていますが、もちろんデメリットもあります。
自己管理が苦手な人には向いていない
すでに書いていますが歯列矯正がはじまってから歯科医院へ行く頻度は少なく済むのですが、その分自分で約2週間おきにアライナーを取り替えなければいけません。
また、インビザラインは1日20〜22時間以上の装着が求められています。
逆に言えば、定期的にアライナーを取り替えて食事や歯磨きの時間を除いてずっと装着できる人であれば問題なくインビザラインでの歯列矯正が可能です。
間食がやめられない人には手間
間食など食事をする際にはアライナーを都度取り外す必要があります。
また、再度装着する時は基本的には歯磨きをしてから取り付ける必要があります。
外出先ですぐに歯磨きができない場合は軽くうがいをして一旦取り付け、歯磨きできる状況になったらすぐに歯を磨きアライナーも洗って装着することになります。
3度の食事以外にも歯磨き・アライナーの手入れが必要となると結構手間ですよね。
でも間食をするのであれば、歯列矯正中の約2年間はこれを継続する必要があります。
糖類や果汁、お酢が入った飲み物が好きな人には手間
間食のほかに糖類や果汁、お酢が入った飲み物を飲む時にも外す必要があります。
またコーヒーやワインを飲む時は外さなくてもいいそうですが、アライナーと歯の間に飲み物が入り込むと歯全体が黒ずんで見えたり、赤ワインの場合は真っ赤に見えたりするようなので外すことをおすすめされました。
日頃から糖類や果汁、お酢が入った飲み物を好んで飲む場合は、飲むたびに外すのは手間なので食事の時だけ飲むなどした方がいいかもしれません。
私が感じたデメリットは以上のような点です。
このほか人によってはデメリットと感じる部分があるかもしれません。
歯科医院で質問しまくって疑問や不安を少しでも解消してください。
おわりに
今回は矯正をする歯科医院探しから矯正方法としてインビザラインを選択するまでの過程を紹介しました。
これから矯正をはじめてみようと思っている方や、“インビザラインという矯正方法が気になる”という方の参考になれば嬉しいです。
今後、実際にアライナーを装着しはじめたらまたその時の状況を紹介したいと思います!