先日、2歳の長男と0歳の次男を連れて大宮の鉄道博物館へ行きました。
鉄道博物館は2020年12月現在、新型コロナウイルスの影響で入場制限(チケットの事前購入制)をしています。
また、一部の展示施設は中止になっています。
中止になっている展示施設や体験プログラムの中にはキッズプラザやミニ運転列車など、子どもがとても喜ぶものも含まれていました。
そのため「鉄道博物館に行っても楽しめるのかな?」と当初は行くかどうか悩みましたが、実際に行ってみると鉄ちゃんな長男は夢中になって楽しんでいました。
その姿を見て、私たち夫婦も行ってよかったなと思えました。
今回は、コロナ禍の鉄道博物館でどうやって楽しむことができたのかを紹介したいと思います。
もくじ
目次
チケットの事前購入について
2020年12月現在、鉄道博物館に入場するためにはセブンイレブンなどのコンビニで販売している時間指定の「入館券」を入館前に購入しておく必要があります。
中止になっている主な展示物について
再開状況は変わってくると思うので、行く前に最新の情報を確認することをおすすめします。
我が家が行った時に中止になっていた主な展示施設などは次のとおりです。
・ミニ運転列車
・キッズプラザ
・ミニはやぶさ
・ランチトレイン
などなど
どれも今回楽しむつもりでいたのでガッカリしましたが、子どもはそんなことを気にせず他の展示物などで楽しんでくれていました。
楽しめた展示施設など
10時過ぎに入館すると、平日ということもあるのかエントランスホールががらんとしていました。
少し寂しさを感じましたが、長男のテンションは上がる上がる。
とりあえず1階北側から周ることにしました。
ミニ運転パーク
ミニ運転パークに向かう途中に、展示を中止しているキッズプラザに寄ってみました。
去年と比較してみると、にぎわい方の違いがよくわかるかと思います。
キッズプラザを通り抜けてミニ運転列車を横目に進んで行きました。
少し先にあるこ線橋を渡ると、ミニ運転列車が走るルートの内側に行くことができます。
ここには、成田エクスプレスと湘南新宿ラインの乗り物?置き物?が。
3歳くらいの子どもはこれだけでも嬉しいようで、長男はニコニコしながらどちらにも乗り込んでいました。
長男はほっておくと30分くらい居そうな勢いだったので、「ほかの電車を見に行こう!」と誘ってなんとか移動することに成功。
DD13・キハ11
さらに北側へ進んでいく途中に、鉄道博物館と並行して走る線路に金太郎が!
初めて実物を見たので、長男はこれにも大喜び。
ほかにも通過する電車を見ながら進んで行くと、目的の「DD13」と「キハ11」が。
見慣れない電車(実際はそれぞれ機関車と気動車)でしたが、大きな車体を見られて興味津々といった様子の長男。
こちらのエリアでもニッコニコでした!
車両ステーション
続いて車両ステーションへ。
11時前になってくると、だんだんとほかのお客さんも増えてきて少し賑やかになってきました。
また、小学生が校外学習をしていたようでたくさんいました。
車両ステーションも間近でかつて走っていた電車を見られるスポットです。
今は走っていない車両がほとんどなので、長男は「これは何?あっちは?」といろいろ気になって仕方がない様子。
私たち夫婦も歴史を感じる車両がきれいに展示されていたので、思わず見入ってしまうことも。
なお車両ステーションの見もののひとつである「転車台回転」は、現在平日の15:00のみとなっているようです。
「転車台回転実演」はゆっくりと転車台が回転するだけなのですが、大きな汽笛の音が車両ステーション全体に響いてとても迫力があります。
今回は15時前には鉄道博物館を出る予定だったので、こちらも見られませんでした。
仕事ステーション
仕事ステーションには、E5系の車両が置いてあります。
中には入れませんが、間近で見られるので喜ぶ長男。
体験は中止になっていましたが、京浜東北線の車両にも喜んでしました。
仕事ステーションでは、電車を安全かつ安定的に運行するためにどんな仕事があるのかがわかるようになっています。
とはいっても、3歳くらいの長男は置かれている踏切や模型ばかりが気になる様子。
かなり集中して見ていたのか、仕事ステーションを離れると大きなため息をしていました。笑
てっぱくひろば
仕事ステーションを過ぎてさらに南側へ行くと、てっぱく広場があります。
現在ミニはやぶさ号は中止になっていますが、電車の遊具があり子どもたちに大人気でした。
いちばん目につくのはE7系の滑り台。
なかなかかっこいいデザインだなあと思い滑るところが気になって見てみると、至って普通でした。笑
長男は滑り台を滑って、下の写真の遊具をすべて乗って大満足の様子でした。
このあと、ビューレストランで新幹線を見下ろしながらランチを楽しみました。
鉄道車両年表
ランチのあと、昨年はほとんど素通りだった鉄道車両年表を見に行きました。
なかなか精巧な作りで立派。
E5系の試作車両の模型もありました。
去年は気づけなかった展示も今回は楽しむことができて、新たな発見がありました。
鉄道ジオラマ
HOゲージという模型が全長1,200mの線路を走る迫力がある鉄道ジオラマ。
今年も見ようと思って行きましたが現在は自由観覧が中止されていて、時間が指定されている「解説プログラム」を聴きながらみることしかできなくなっていました。
子どものお昼寝の時間を考えると、次に聴けるプログラムまで待つことはできなかったので今回は観覧をあきらめました。
参考に、昨年撮影したジオラマの写真を載せておきます。
その他
未来ステーションや科学ステーションは3歳くらいの子どもにはまだ難しいかなと思い行きませんでしたが、展示はされているようです。
また、ランチの時にたくさん新幹線を見られたので行きませんでしたが、パノラマデッキで新幹線を眺めるのもおすすめです。
ランチ 〜ビューレストラン〜
昨年の教訓から、今年は「駅弁屋」で駅弁を買ってランチトレインでお昼を食べるつもりでした。
が、コロナの影響でランチトレインも利用できず。
そこで駅弁を購入して3階の「新幹線ラウンジ」でお昼を食べようかと考えました。
しかし駅弁屋へ行ってみると行列ができていて、しかも駅弁がなかなか高い!
ランチトレインは利用できないし冷えたご飯にひとり1,300円かぁ…と思い、少しリーズナブルに温かいご飯が食べられる「ビューレストラン」へ行ってみることにしました。
お客さんがそこまで多くないので、11:30頃に行っても窓際のボックス席に座ることができました。
この景色に長男は大喜び。
食事はというと…
「チキンステーキ&エビフライプレート(ドリンクセット)」は1,380円、「お子様うどんプレート」は800円と、飲み物をつけても全員の食事代は駅弁屋で購入するよりリーズナブルだったかなと思います。
味は「本格レストランの味」という感じではありませんが、美味しくいただけて新幹線を見下ろしながら食事を楽しめて、さらに子どもの喜ぶ姿が見られたので大満のランチになりました!
授乳室やオムツ台について
授乳室は1、2、4階にあります。また授乳室があるところには、オムツ台もあります。
いずれも小さな子どもが楽しめるエリア周辺に設置されており、“ミルクをあげたいけど授乳室まで遠い”という状況にはあまりならなさそう。
またオムツ台については、オストメイト用トイレ、女性用トイレの一部にも折畳み交換台が設置されています。
おわりに
コロナの影響で中止となっている展示施設や体験プログラムが多い中で行った鉄道博物館。
せっかくチケットを購入して行っても楽しめなかったらどうしよう…
という思いもありましたが、実際に行ってみると展示されている施設だけで2歳11ヶ月の長男は大喜び。
そしてその姿を見て、私たち親も行ってよかったなと感じられました。
来年もまだ中止になっている展示施設や体験プログラムがあっても、長男(もしかしたら次男も)の鉄道愛を満たすためにまた鉄道博物館へ行くつもりです!